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about・ぶんの前身ブログです。こちらが本店、あちらが支店のつもりです。(笑)


by bp2004

ケアノート

ケアノート-島田洋七さん



この欄には有名人が出てきて、自分の介護の経験などの話をするのですが、有名人も人の子、介護という課題と無縁では暮らせないのだなぁと感じます。この欄に出てくるような人は、人任せにせず、自分で一緒懸命取り組んだ人なので、こういう面を持った人だったのかと見直す事も少なくありません。

このケアノートの一番下にケアノート一覧というのがあり、過去の記事が掲載されているのですが、どれも胸に伝わる良い記事です。介護は苦しいものだけど、そこには究極の優しさもある気がします。それを正面から引受け、自然体で取り組める人って、本当に尊敬してしまいます。

前回の田原さんもそうでしたが、今回の島田洋七さんも見直しました。介護を必要な人に寄り添って生きる人というのは、皆、良い顔になりますね。勿論、介護は苦しいものでもありますし、苦しい最中はそういう顔は出来ないと思いますが、乗り越えて行けた人というのは、一様に良い顔していますね。

『恍惚の人』にも描かれていましたが、ぼけというのが全て悪いとも思えません。ぼけは神様の贈り物と言った友人が居ますが、それもひとつの真理を突いていると思います。片方がぼけてからやっと穏やかな、愛情豊かな関係になれるという事もあります。やっと愛情を素直に伝え合えるようになるという事も。

どうぼけるか、可愛くぼけるか、みにくくぼけるかは、その人が如何に生きてきたかに掛かっているという言葉を読んだことがあります。胸に刺さった言葉です。ぼけが避けられないのなら、可愛くぼけたいものです。介護する回りの人の為に切実にそれを願ってしまいます。可愛くぼけられるのかなぁ、、心配、、。
by bp2004 | 2005-03-08 01:24 | お目を拝借