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about・ぶんの前身ブログです。こちらが本店、あちらが支店のつもりです。(笑)


by bp2004

松本人志の「オレの好き嫌い論」より

たとえばオレの周りにオレのことが「嫌いだ」というやつがいる。そいつはただ単に自発的にオレを嫌っていると思っているだろうが、実はそうではなく、オレがそいつに好かれようとしていないのである。

オレがその努力をするだけの価値がそいつにあるかどうかなのだ。

オレを嫌いなヤツは、オレも嫌いなヤツで、オレに好きにならしてもらえないやつなのだ。

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こんなに自分に自信を持って言える訳ではないけど、最近の自分は、彼の言いたい事はすごくよく分かる。

私も最近、人に好かれようとして、行動しない。こちらがそうしない以上、人に好かれるのが大好きな人間には、こしゃくな存在であろうとも思う。

人に好かれようとして、自分を失わないように、自分が自分である事の方がたとえ孤独のど真ん中にいても、価値があると覚悟を決めている。人に好かれようとしようとしないという事は、敵が出来る事も恐れないという事だ。

敵が出来てしまうかもしれないという事で、自分の生き方、ありかたを変えるつもりもないという事だ。人に好かれようとするなというと、分かる人は多いけど、それが、敵が出来ることを恐れるなという事だという事と同義だと分かる人は、あまり居ないような気がする。

敵を作る生き方は避けられれば避けた方が良いに決まっているけど、自分が自分らしく生きる事によって出来てしまう敵は仕方ないと覚悟を決めているという事だ。

誰にもでも勧められる生き方だとは思わない。強い覚悟が必要だ。それを持てる人間にしか勧められない。でも、好かれようと思わない生き方を選択する時に、それが付いてくるものだと覚悟をしなければならない事は言っておきたい。

不思議なものだ。敵の多い人は味方も多い。私に敵が出来てしまう時、必ず、強力な味方が現われる。私を支えてくれる人が新しく現われる。本当の味方が誰かも分かる。そうして、私は今、たくさんの心から信頼できる友人、味方を持っている。好かれる事、敵を作らない事に汲々としていた時には考えられない程に。

恐れに基づいて行動するなという事はこういう事なんだろうと思っている。

私の生き方は、時に人をはらはらさせるようで、それでは敵が出来ますよという人も居る。でも、それは承知、覚悟の上ですと言うしかない。それ位のことは見通している。ただ、望まないのに敵が出来てしまう時には、心から信頼できる味方も出来るということを、そういう生き方をしない人は知らないので、余計はらはらするのかもしれない。

敵が出来ようと、孤独になろうと、私は守るべき人は守る。守るべきものは守る、そういうことを選んでいるということだ。勿論、守るべき価値がないものの為に、無駄に敵を作らないようにはしたいと思っているけれど。人からは価値がないものに見えても、それを価値があると思うのも、私が私である所以だと思っている。
by bp2004 | 2005-05-12 00:23 | 暇の果実