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about・ぶんの前身ブログです。こちらが本店、あちらが支店のつもりです。(笑)


by bp2004

4 大好きな『星の王子さま』

先日の記事の中で、ちらりと触れた『星の王子さま』、大好きな大好きな本。初めて読んだのは10代の頃だったと思う。それから、いくつになっても、この本を読むと、心が洗われる。最近、大分読んでいなかったので、引っぱり出した。今日は好きな所(いくつもあるので、全部は無理だけど)その内のいくつかを引用したい。
あぁ、でも、やっぱり、いつ読んでも、何て素敵なんでしょう!



        
(『星の王子さま』サン=テグジュベリ作、内藤濯訳 岩波少年文庫)

キツネ
「心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは目に見えないんだよ。」

「あんたが、あんたのバラの花を、とてもたいせつに思ってるのはね、そのバラの花のために、ひまつぶししたからだよ。」
「人間ていうものは、このたいせつなことを忘れているんだよ。」

星の王子さま

「砂漠が美しいのは、どこかに井戸をかくしているからだよ・・・・」

「たいせつなことはね、目に見えないんだよ・・・・・」

「だけど、あの一輪の花が、ぼくには、あんたたちみんなよりも、たいせつなんだ。だって、ぼくが水をかけた花なんだからね。覆いガラスもかけたやったんだからね。ついたてで、風にあたらないようにしてやったんだからね。ケムシをー二つ、三つはチョウになるように殺さずにおいたけどー殺してやった花なんだからね。不平もきいてやったし、じまん話もきいてやったし、だまっているならいるで、時には、どうしたのだろうと、きき耳をたててやった花なんだからね。ぼくのものになった花なんだからね。」

「夜になったら、星をながめておくれよ。ぼくんちは、とってもちっぽけだから、どこにぼくの星があるのか、きみに見せるわけにはいかないんだ。だけど、そのほうがいいよ。きみは、ぼくの星を、星のうちの、どれか一つだと思ってながめるからね。すると、きみは、どの星も、ながめるのがすきになるよ。星がみんなきみの友だちになるわけさ。」
by bp2004 | 2005-02-22 08:37 | 瞑想の時