about・ぶんの前身ブログです。こちらが本店、あちらが支店のつもりです。(笑)


by bp2004

4 今日のプロジェクトX

今日のプロジェクトXにはやられてしまいました。完ぷなきまでに。
番組の比較的初めの方から、ぼろぼろ泣き出して、不覚にも最後は声を上げて泣いてしまいました。今日のプロジェクトXは、京都伏見工業高校ラグビー部の日本一への挑戦でした。「突っ張り生徒と泣き虫先生」というわかりやすいタイトルでしたが、ものの見事にやられてしまいました。



全日本のスター選手だった山口良治さんが社会人のチームの監督の誘いを蹴って、後輩の育成を夢に赴任した高校は、これ以上ひどくない程の荒れようでした。教室では生徒達は教師に「帰れ」コール。校庭では、オートバイを授業中乗り回して、騒音でろくに授業も出来ない。先生達も怖がって、誰も叱らない。

ラグビー部の部室はたばこが散乱。練習もまじめにやらない。山口さんに食ってかかる反発するワルばかり。よその高校のラグビー部に対抗試合を誘われて、駅で部員全員の切符を買って待っていた山口さんの前に現われた生徒は一人もいない。皆で申し合わせてボイコットです。相手の高校に一人で出かけて謝罪する山口さんを相手の高校の先生は飲みに誘い、「山口さん、辛抱ですよ。辛抱。」と慰めてくれて、山口さんはビールに涙をこぼしながら、杯を重ねたそうです。見ていて、これはどうしようもない、どう考えても絶望的だと思いました。ここから一体どうやって立ち直ったんだろう。こんな状態をどうすれば突破出来るのだろうと想像も付かない感じでした。

それでも、何とか試合に出かける所までごぎつけましたが、ある日の相手は超名門の花園高校。当然、歴史的な大敗。112対0。その試合を見ていた山口さんは、それを見ていて、初めは自分の言う事を聞いてちゃんと練習しないからだと腹を立てていたそうです。でも、最後の頃には、その余りの無残な負け方に、自分は日本一の選手というばかりで、あいつらに何をして来たのだろう、あいつら、口惜しいだろうなぁ、可哀相だなぁと涙が出てきたそうです。そして終った後、大丈夫か、怪我はしなかったか、口惜しかったろう。と泣きながら言ったそうです。その時、練習も反発するばかりで、逆らってばかり居た部員の一人が地面に突っ伏して「口惜しい!」と号泣したそうです。

山口先生はあの泣き声、地面に伏している姿、それは今でも脳裏に焼き付いているし、あれが伏見工業高校ラグビー部の産声だったのだと思っていると言ってました。
そして、その試合を境に生徒達は打倒花園に燃えて猛練習に挑むのです。

その後も決して一筋縄では行かないのですが、山口先生の真剣な思いが通じて、翌年、何とたった一年後に、伏見工業高校は前年大敗した花園に18対12で勝つのです。それ以降は全国優勝も2度もする名門になる訳です。

口惜しいと号泣した生徒は、それまで口惜しいという気持ちがあっても、突っ張っていたので表に出ないよう抑えていたけれど、先生の試合が終った後の態度で、その突っ張りが解けて、号泣してしまったのだと言ってました。ゲストで出ていた先生は、彼等が自分の弟だったら、息子だったらといつも思っていた。そう思うと、とても知らん顔出来なかった。彼等は淋しいんです。愛情に飢えているんです。構ってくれという叫びなんてすよ。彼等の突っ張りは。と言っていた。

山口先生の下で、そうやってたくさんの突っ張り生徒が更正して、今は立派になっています。京都一の不良と恐れられた人はいま定時制高校の先生になっている。ラグビー部40周年の祝賀パーティで、山口先生は、その今は先生になっている人を壇上に上げ、こいつが今は学校の先生をやってくれているんですと言いながら、彼の肩に顔を埋めてうれし泣きをしました。そこで私も声を上げて泣いてしまったという訳です。

いやぁ、、やられました。こういう話、大好きな私です。
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by bp2004 | 2005-03-15 13:34 | 暇の果実