about・ぶんの前身ブログです。こちらが本店、あちらが支店のつもりです。(笑)


by bp2004

5 どうしようもないボス(上司)の対処法

人それそれで、この方法が効くと言えるものは無いのだろう。ある人には効く、ある人には効かないどころか逆効果。だから、誰にでも勧められる方法というのは無いのだけど、この間、遊びに行ったテキサスの友人が面白い話をしてくれた。

彼女が、ある病院のあるお医者さんのもとで、事務の仕事をしていた時。

そのお医者さんは、かんしゃく持ちで、短気で、すぐどなる。文句を言う。皆の嫌われ者。皆、極力寄り付かないようにしていたとか。でも、彼女はその下で直接、働かなければならないので、傍に居ざるを得ない。それで苦労した。

そのお医者さんの性格は最後まで変わらなかったけど、でも、彼女の事は好いてくれて、特上のレストランに連れて行ってくれたり、高価なプレゼントも惜しげもなくくれたのだとか。

彼女は皆から好かれるユーモアたっぷりの優しい人だ。飛び切り優しくしてあげて、ユーモアのセンスで機嫌取って上げて、そうなったのかなと思って、どうやったの?と聞いたら、彼女の答は意外だった。

朝一番にまず怒鳴り始める。あれをやったか、これをやっていないんじゃないかって怒りだす。そういう時に、彼女はきりっとして、「落ち着いて下さい。怒鳴るのを止めて下さい。これから、きちんと話す所なんですから。そんなんじゃ、話せません。」と静かに言い放ったそう。そうやって、段々、彼女に対しては、他の人程怒鳴らなくなったし、大事にしてくれるようになったとか。

そういうお医者さんみたいな人って、自分で自分のそういう所が嫌なんじゃないかな。それをただ怯えて対応されると、自分でますます自分が嫌になって、余計腹が立つのかもしれない。

それで思い出したけど、中学の頃、皆に恐れられていて、すぐ暴力を振るうやつがいた。どうしてだか分からないけど、担任に、君が面倒みろといわれて、そいつの前の席に座る事になった。そこだけの席替え。見え見え。女の私に、何故、皆が恐れているようなやつの面倒見られるんだ、何、考えているんだろうって、前の晩は寝られなかったし、朝、家を出る時は、泣きたい気分だった。ぼこぼこにされる自分が目に浮かんだ。

でも、段々、学校に近づいて来たら、覚悟が決まった。絶対にこちらが恐れている所は見せないようにしよう。何を言われても、平気で、出来れば冗談で切り返す余裕を見せてやろうと思った。初日はそうするのにものすごく努力が要った。顔で笑って、心は冷や汗だらけ。

何か言われたり、されたりしたら、黙って泣き寝入りしたり、しょぼんとはしない。笑って、堂々と言い返す。初めはすごく、演技が要った。向こうも普通に言い返した時、驚いていたようだったけど、私の方も驚いた。何だ、普通に他の人と同じ態度で接すれば、全然、殴りかかって来たりしない。ぼこぼこにされる心配はなさそうだと。

それで、初めは演技だったけど、どんどん普通になれた。それと共に、相手もどんどん普通になっていて、他の人とも喧嘩もめっきりしなくなったし、最後の頃は、結構面白いやつなんて言われて、近づこうともしなかった女の子達も、そいつと気楽に口を効けるようになって、冗談を楽しむようにまでなっていた。

恐れないで冷静に言うべき事は、できるだけ普通にきちんと言う。そういう人は、自分でもそういう自分が嫌で、恐れている相手を見ると、余計腹を立ててしまうのかも知れない。恐れない相手を求めているのかもしれない。

誰にでも通用する方法ではないかも知れない。かえって、ぼこぼこにされてしまうかもしれない。保証の限りでは、全くないけど、こんなアプローチもあるという一つの話。
[PR]
by bp2004 | 2005-05-11 06:00 | 友との時間