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by bp2004

3 レーガン大統領のリーダーシップ

彼が大統領になった時、私はアメリカに居た。(記憶に間違いがなければ。ーこんな断わり書きを入れなければならない自分の記憶力の衰えが情けないけど)その頃、私にボランティアで英語を教えてくれていた人が、彼の熱心な支持者だった。私は今でもその人と付き合いがあるのだけど、レーガン支持には共感していなかった。

あの頃よく、彼は俳優上がりで、大統領を演じているだけだという批判があった。嘘っぽい、嘘くさいという批判だ。私も、それを感じて好きになれなかった。

最近になって、レーガンという人の偉大さがよく分かるようになって来た。彼の経済政策の成果がクリントンの時代に実を結んで、あの繁栄を生んだと言われている。確かにそうらしい。彼の経済政策は今高く評価されている。

先日、レーガン大統領時代を振り返るというような番組をやっていた。その時に、へぇっと思った事があった。一つは、迎撃ミサイルというのをレーガンが演説に持ち出した時、国防に携わる人々は焦ったそうだ。そんなレベルのものの開発は全く出来ていなかったし、出来る見込みもなかったのに、彼がぶち上げたからである。しかし、これを聞いたゴルバチョフは、アメリカにはそんな技術があるのかと度肝を抜かれ、軍事的にアメリカに追い付く事は不可能だと思い、冷戦路線の転換を決意したのだという。

冷戦から方針転換し、ベルリンの壁の前でレーガンとゴルバチョフが歴史的な会見をした時、レーガンがその演説の中で、ゴルバチョフはこの壁を引き倒す人になると言った。その時も回りは焦ったそうだ。やっと冷戦から方針転換が得られたばかりの段階である。壁が無くなるというような事は誰も考えも及ばなかったし、そこまでゴルバチョフの前で言ってしまっては、調子に乗っていると思われるとも思ったそうだ。

今、こうして考えるとレーガンの偉大さというのは、彼が夢を持ち、それを具体的に示す、その勇気とビジョンを持っていた事ではないかと思える。人類全体が共有できるような夢を持ち、それに向かって行く政治家というのは、パワーを持つのではないだろうか。そんな政治家が今どれだけ居るのだろうか。政治だけでなく、全てのリーダーに通じる事だとも思う。夢をいかに語れるか。夢にいかに突き進んで行けるか。
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by bp2004 | 2005-01-25 02:50 | 日米雑記