about・ぶんの前身ブログです。こちらが本店、あちらが支店のつもりです。(笑)


by bp2004

4 In my opinion,

アメリカ人はストレートにものを言うとか、本音でものを言うとか、よく日本で言われている。私もそう思ってこちらに来た。

大きい誤解である。アメリカは多様な民族が一緒に住んでいる。だから、無駄な対立、誤解を避ける為に、すごく注意深い。以心伝心の所で述べた事にも関係するけど、以心伝心で伝わると思っていないし、分かってもらえるとも思っていない。いかに相手の感情を害さないで、うまく伝えるかという事には非常に神経を使っている。

自分の意見は言うけど、聞き手にすごく配慮する。本音とは限らないことも少なくない。そういう事が分かっていなくて、日本ではそんなにストレートに言わない人まで、こちらでやけにストレートにものを言って、顰蹙を買ったりしている。また、日本では、ストレートな言い方として嫌われないような言い方でも、むしろ、こちらでは、何でそんな事までと反発を買う事もある。

言う時の英語の表現も色々ある。来たばかりの頃、友人に教えてもらったのが、 タイトルのIn my opinion,と最初に断わってから、自分の意見を言えという事だった。それ抜きで言うと、断定的に聞こえて感じが悪いというのだ。

自分が言うのだから、自分の意見に決まっていて何でわざわざと思ったけど、確かにアメリカ人は、議論の場などで、教養ある人はこれを付けて意見を言う。もっと謙虚な人はIn my personal opinionと言ったりする。アメリカ人にとっては、これを付けるか付けないかで感じの良さが全然違うらしい。

日本語に直訳すると「私の意見では」で大した違いを感じないけど、彼等が受け取る感じは、「自分だけがこう思っているのかも知れないけど」という謙虚な前置きになるのではないかと思う。

そういう細部にまでこだわって、注意深く意見を言っているのだという事に、留意していないで、アメリカだからとストレートにものを言って、日本人というのはもっと礼儀正しい国民と思っていた、などと陰で言われているケースを個人的には結構知っている。何とか解きたいと思っている誤解の一つだ。
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by bp2004 | 2005-02-17 08:26 | こんな英語表現