大分、時間が経って忘れた頃に、ふと気付くと、ああ、結果はいつのまにか出ていたと思う時もあるけど、そういうのは良い方。
結局、結果は全く付いてこないままで、一生終るんだろうなぁという時も珍しくない。
苦しくても信じる方を選んだという、その誇り以外には何も残らないという事も珍しくない。
でも、そうガッカリしたもんでもないと思うよ。誇りだけしか全然残らない人生だったとしてもね。だって、誇りは、目に見える結果よりずっと大きく力を持ったものだもの。
そういう誇りを持てる人生って素敵だと思うよ。
妊娠の時は、嬉しい?って聞いたら、別に実感はないし、そう嬉しくもないという。祖母馬鹿になるんじゃない?とからかっても、多分そうならないと思う。子守はしないと言っていた。
どうみたっておばあさんには見えない彼女だから余計、そうなんだろうなと思っていたけど、深夜生まれたばかりの赤ちゃんを病院に駆けつけて見たそうだ。メールにも「可愛い!」という気持ちが溢れている。絶対、子守もすっとんで行きそう。
さて、おばあちゃんになったけど、おばあちゃんとは呼ばれたくない。向こうのおばあちゃんが大ママというのを既に取ったという。代わりにチーママはと言われたけど、バーのマダムみたいで嫌という。「ばーば」も嫌。代わりになる良い呼び名を考えてくれという。
英語のグランマもばた臭いし、何か素敵な名前はないもんでしょうか。
皆さん、何か良いアイデアあったら、お知恵を貸して下さい。私も将来の為に、そろそろ考えておかないと。
奥様の方は独身の頃からゴルフをされていたゴルフ歴ン十年。とても美しいフォームで距離を出します。ご主人は初めは奥様に指導されてのようですが、今は、奥様にコーチされる位の腕前です。
ひと言で言えば、一緒にゴルフを出来るような方達ではないのです。私はいつもスコア、数え切れないし、オットットは100を切ったら、お祝いするようなレベルなので、、。それでもいつも足を引っぱり回り、あちらのペースをかき乱しまくる私達に、ひとつも嫌な顔をされず、にこにこと温かくご一緒して頂きました。
そうやってお誘い頂いて、何度かご一緒に回り、その後夕食をご一緒する機会がありました。奥様は美しいフォームがお似合いの素敵な美人なのですが、気取ったところが全くなく、ユーモアたっぷりの方で、同じくユーモアたっぷり優しくて博識なご主人との掛け合いなども愉快で楽しく、コースでは勿論ですが、夕食のひとときも、いつもとても楽しく過ごさせて頂きました。
その方達が来月、日本に戻られるのです。今年初めてご一緒するゴルフなのですが、最後のゴルフです。
アメリカに住んでいると楽しいこともたくさんありますが、こうやって、素敵な方々とお別れしなければならないことが余りに多く、年を重ねる事に、その淋しさも大きくなる気がします。いつもいつも頻繁にお会いしている訳ではなくても、同じ空気を吸っているかいないかの違いは大きく感じます。この同じ空の下におられると思うだけでも、どことなく心強く温かい。遠くの空の下に行ってしまわれるのは淋しいものです。
でも、こうやって同じ空の下で暮らしながらのゴルフは最後ですから、思いきり楽しい時間を過ごして来たいと思っています。楽しくて淋しい一日になりそうです。
報告を兼ねて
でも、頑張ることが選択の問題でなくて、いやがおうでも頑張るより他ない時も、人生ではある。そこで闘うより他ない時、そこで闘えるのが自分一人の時。そんな時がある。それより他に選択の余地がない時がある。
頑張っても疲れるだけだったり、ちっとも光が見えなかったり、、。頑張っても何にもならないように思える時も。
それでも、他に何の選択もない時。待ったなしの時。頑張るより他ない時がある。
何も力になる事は言ってあげられないけれど、、、月並みな言い方だけど、、、でも、頑張っていることは無駄にはならないよ。今、どんなに無駄に見えても、無力なあがきに見えてもね。
そんな時でも、あなたの中では育っているものがある。時間が経てば、それが見える。それが大きい力になる。来年の今頃は、その力があなたを支えてくれる。さ来年の今頃はもっともっと大きい力になって支えてくれる。それを信じて欲しい。
その中で、心を引かれた箇所は、シカゴ空港で出会った兵士と、飛行機でとなり合わせた兵士についての箇所でした。やはり英文で翻訳する時間がないので原文のままですが、紹介させて頂きます。平均的なアメリカ人の兵士に対する気持ちを表わしているように思います。興味のある方がおられるかもしれないので、、。
彼女のメールの一部
もう疲れて一歩も上に上がれないと思う時がある
絶壁を必死に掴む爪はもう血だらけ
そして動けなくなる
上にも下にも行けなくなる
どんなに自分を励ましても
どんなに自分を鼓舞しても
どんなに自分を叱咤しても
何でこんな絶壁を選んでしまったのだろう
辛さと口惜しさがこみ上げる
でも でも
そんな時は休んですぐ傍を見てごらん
その絶壁の壁に可憐に咲く野の花が
あなたに微笑んでいるかもしれない
景色を眺めてごらん
その眺めの素晴しさに気付くかもしれない
そこまで来た自分を誇らしく思えるかもしれない
絶壁の底では
あなたの勇気と努力を尊敬のまなざしで
見ている人が居るかもしれない
絶壁の底では
あなたの無事を心から祈っている人が居るかもしれない
だから絶望しないで
今あなたに必要なのは
その疲れを癒してくれる時間
元気が出てきたら
また登り始めよう
そこから上は見にくいだろうけど
絶壁の終りはすぐ先かもしれない
ずっと先でも大丈夫
そこまで登って来られたあなただもの
気持ちがすかっと爽やかになる
ちょっとした事で
落ち込む
人間なんてそんなものだよね
ちょっとした事が嬉しい
ちょっとした事が悲しい
ちょっとした優しさでも
乾いたひび割れた心を
一気に潤す
ちょっとした事は大事
その気持ちがあるかないかは
天と地の差
敵はたくさん居た
はりつけにされる位
でも復活した
復活したから
彼を信じた人もたくさん居る
神の子ならぬ人間の私達
味方ばかりという訳にはいかない
渡る世間は鬼ばかりと言う人も居る
鬼だけじゃなかったら万々歳
私達だって神様の子にはなれなくても
彼みたいに格好よく復活できなくても
復活すれば良いんじゃないのかな
毎日が復活祭